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報道されない核燃料のウソと真実

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日本本土の平和と繁栄のために沖縄を犠牲にしても良いとする感覚は、黒人やインディアンなどの有色先住民を同じ理由で踏みつけてきた白人のそれと同じであり、それはやがて、有色人種である日本人そのものに向けられるであろう。

いや、すでにそれは我々が気が付かないうちに静かに実行されているのだ。
日本人と日本文明は、先の優秀な古代文明や先住民文明と同様に滅び去る運命なのか?
水から徐々に釜茹でされる蛙のように。
日本人よ、早く目を覚まして釜から飛び出せ!!


原子力発電入門(4)ウラン燃料精錬-いったいどこがエコ?
http://onodekita.sblo.jp/article/47272286.html

【抜粋】
精錬
 製錬とは、採掘されたウラン鉱石を精製し、純度を高めて粉末状のウラン精鉱(八酸化三ウラン[U3O8]/イエローケーキとも呼ばれる)を作る工程をいいます。

 ウランは、一般に八酸化三ウラン[U3O8]量を取引単位としているため、ウランの生産量とは実際にウラン鉱石[U]を製錬した量[U3O8]ということになります。
現在、カナダおよびオーストラリアが製錬能力の多くを有し、2002年では世界全体の約51%を占めています。

転換
 転換は、ウラン235の濃度を高める「濃縮」の実施に必要な工程で、粉末状のウラン精鉱(イエローケーキ)をガス状の六フッ化ウラン[UF6]にします。


濃縮 原子力発電所では核分裂しやすいウラン235の割合(濃縮度)が3~4%程度のウランを燃料として使用しています。
天然ウランにはこのウラン235が0.7%しか含まれていないため、この割合を高める工程が濃縮です。

石炭が220万トンなのに対して、濃縮ウランは、10tonトラックで3台分にしかならない。随分と良さそうですね

・・・・

ちょっと、待った。
このウランペレットは、精錬してできたものです。
石炭は掘り出されたままの状態。
比較すること自体おかしくないでしょうか。

では、鉱山ではどの程度の量が必要とされるのか。

30トンの燃料を作るために

 普通の大きさの原発(100万kW時)を一年間運転するのに必要なウラン燃料は30トンです。
燃料ペレットは燃えるウラン(核分裂を起こしてエネルギーを出すウラン)であるウラン235、約3%と燃えない(核分裂しない)ウラン238、約97%からなっています。

 天然のウラン鉱石中の、ウラン235とウラン238の割合は0.7%と99.3%です。そのため燃料ペレットを作るには、ウラン235の濃度を高くしなければなりません。
これを濃縮といいます。

 30トンの燃料を作るために、ウラン残土が約240万トン、鉱滓(低レベル放射性廃棄物)が13万トン出ると計算されています(劣化ウラン弾の項参照)。

この鉱物量は、石炭の220万トンをも上回ります。

また、一連の工程に一体どれだけのエネルギーを費やしているのでしょうか?
最後の最後にCO2を排出しないから、地球環境に優しいと言うとは、、、先日述べました効率のことといい、ウソばかりなのは明らかです。

 しかも、このウラン残土、劣化ウランでできており、放射能をまき散らします。(半減期45億年)
地球環境にも優しくありません。
発掘現場では、様々な健康被害が報告されています。

 「大量破壊兵器の原爆は、戦争後も広島や長崎の被爆者に影響を与え続けている。
閉山後のウラン鉱山跡も同じよ。
先天性障害を持 つ新生児も増えている。
低レベルだから影響がないという科学者らには、ここの廃棄物を自分の裏庭に持って帰ってもらいたい」

 ホピ族
 ホビ族はアメリカの砂漠地帯に住むインディアンである。
マヤ文明の末裔と言われており、優れた霊性を持つ。
ホピ族の聖地にはプロフェシー・ロック(予言の岩)があり、そこには人類の未来の予言が刻まれている。
彼等はこの予言を代々語り継いできた。
フォーコーナーズというホピの住む土地にはウラン採掘所があり、広島市・長崎市に投下された原子爆弾の原料となったウランは、ここから採掘されたものである。

母なる大地から心臓をえぐり出してはならない
もしえぐり取ったならば
それは灰のつまった瓢箪と化し
空から降り
やがて世界を破滅に導く
この瓢箪の灰は
恐ろしい破壊力を持ち
川を煮えたぎらせ
大地を焼き尽くし
生命が育たなくなる
そして人々は不治の奇病に苦しむのだ。


 原子力発電のどこがエコなのでしょう。

本日のまとめ
 「ウラン燃料を作るには、石炭以上のウラン鉱石が必要であり、燃料精製にも多大の費用がかかっている。」

 それにしても、ウラン鉱石が仮にただ同然の価格だとしても、これだけの工程を経たらとんでもなく高価になると思うのは、私だけでしょうか?
実際問題、原子力発電の燃料費はいくらなのでしょう。
原発推進を声高に叫ぶのならば、各工程の費用を明らかにすべきです。

 たとえ話をすると、アルミと鉄のどちらが空き缶製造に有利かを比較をする際に、
・精錬したアルミインゴット
・生のままの鉄鉱石
を比較して、アルミの方が環境に優しいと強弁するようなものだと思います。

■関連ブログ
原子力発電入門(3)原子力-莫大なエネルギーの見返りは放射能 [2011/08/08 21:25]
原子力発電入門(2)もっとも効率が悪い発電方式 [2011/08/07 18:28]
原子力発電入門(1)発電方法 [2011/08/06 20:51]

世界のウラン資源の約70%は、いずれかの住民コミュニティがすでに居住しているエリアに存在する。
ウラン産出は農村を破壊し、牧草地や田畑を奪い、周辺の水源を汚染する。
ニジェール政府だけでも、2008年に外国の投資機関に対して、広大な北部の土地における122のウラン産出の採掘権を与えた――ここに住むトゥアレグ人のことなど考慮なしに。
数多くのウラン産出地域においては同じように、土地の強制徴収と移住を人びとに強要する。
1996年1月26日にインドのチャティコチャ村では、警察支援の下、採掘を担当する企業のブルドーザーは、さらなるウラン採掘場所を確保するため、事前警告なしで家屋や納屋、田畑を押しつぶした。
鉱石からウランを取り出すために大量の水が必要とされる。
しかし多くのウラン採掘地域で水は不足している。
ナミビアの水道会社「NamWater」が先だって試算したところ、ナミビアで計画されているウラン鉱山が稼働すると、年間5,400万リットルの水が不足することになり――それはオマルル・オムデルのデルタ地帯全体で取水できる量の11倍にもなる。
鉱山およびウラン精製施設における莫大な水需要は、現地の住民・家畜・農業との間で水の奪い合いを発生させる。
ウラン坑とその廃棄物の埋立場からの放射性・毒性物質は、そこでの従業員と周辺住民を病気にし、癌の発症率を上昇させる。
旧東ドイツのヴィスムート・ウラン鉱山では、約1万人の元作業員が放射線被害による肺ガンを発症した。
キルギスのウラン鉱山町マイルースー市の住民においては、同国の他地域に比べ2倍の頻度で癌が発症している。
1955年から1995年にかけてグランツ村(ニューメキシコ州/USA)のウラン鉱山で働いていた労働者には、これらと同じように癌発症率と死亡率が高いことが研究によって証明されている。
ウラン鉱山産業における重大な健康被害の数々は、ニューメキシコ州のナバジョで、ポルトガルで、ナイジェリアで、そして他の数多くのウラン鉱山地域で明らかになっている。
 


原発の「入口」~ウラン採掘・精製による廃棄物
http://wajin.air-nifty.com/jcp/2011/07/post-34c9.html
 「安全」「クリーン」の神話が大きく崩れてきている。
その最も入り口であるウラン採掘現場の安全無視の放射能被害、大量の放射性廃棄物の実態・・・「危険」「きたない」実態は、もっととりあげられるべきだろう。(以下のサイト参照)

ウラン残土は16億8000万トン以上と言われ、処理に膨大な費用がかかるため多くが野積みにされている。
日本では「レンガ」として拡散している。 

【放置された放射能被害 アメリカのウラン鉱山開発に日本企業が出資 森住卓】
http://www.min-iren.gr.jp/syuppan/genki/2011/233/233-06.html
【インド東部ジャドゴダ・ウラン鉱山の村 核に苦しむ先住民 森住卓 】
http://www.morizumi-pj.com/jadogoda/jadogoda.html
【原発を考える「ウラン採掘に苦しむニジェールの人々」木村嘉代子08年】 
http://alerinfo.blog111.fc2.com/blog-entry-57.html
【世界最大級 豪ウラン鉱山がシャットダウン 放射能高汚染水の漏出に打つ手なし 農業情報研究所】
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/nuclear/news/11042001.htm

【抜粋】
 使用済み核燃料の処理方法もないが、ウラン採掘、燃料精製過程の廃棄物も処理方法が確立してない。

・100万kW時の原発を1年間運転するのに必要なウラン燃料は30トン
・採掘されたウラン鉱石は精錬工場で、細かく砕かれて水で洗われ、濃硫酸やアンモニア等で精製。
・30トンのウラン燃料作成に必要なウラン鉱石13万トン。
精製過程で出るウラン残土が約240万トン、鉱滓(低レベル放射性廃棄物)13万トン。
・濃縮で劣化ウラン160トン。
運転で、低レベル廃棄物・ドラム缶1千本。
使用済み核燃料30トン。
・鉱滓は池に貯められたり、野積みにされている。
洪水によって周辺の湖や川に流れ込んだり、細かく砕かれているため乾くと埃となって飛び散り、広範な土地を汚染する。
・世界で150万トンといわれる劣化ウランは、「兵器」として拡散し、イラクなどで健康被害を引き起こしている。
日本が米国から輸入する濃縮ウランの工場から出る劣化ウランが兵器の材料に使われている。(USEC社のパデユーカ濃縮工場及びポーツマス濃縮工場の劣化ウランから劣化ウラン弾が製造されている、ロイター 2001/1/20)

 なお、大島・立命館大学教授は、原子力+揚水発電が、火力、水力より高いとの試算を出し、さらにバックエンド費用が極めて低く見積もられていると指摘している。
が、「入り口」の廃棄物の処理費も入ってない。
これをきちんとすれば、ウラン燃料の価格は大きく上がることになるだろう。
「安い」には、ごまかしとともに、途上国の住民の犠牲でなりたっている。

 また腐葉土、稲わら・牛肉と放射性物質の拡散が、社会問題となっているが、この残土が、レンガに加工され社会に拡散している。
 


「少しの燃料で大きなパワー」というけれど
ーちいさなウラン燃料が出来るまでー

http://www.nuketext.org/uranium.html

【抜粋】
ウラン燃料とは
 私たちが調べたすべての教材に、ウラン燃料は少しで大きなパワーを出すと書かれています。
それではウラン燃料のペレットは石炭のようにそのまま土の中に埋まっているのでしょうか?
そうではないことは誰にでも分かります。
ではウランはどのようにして小さな燃料ペレットに作られてゆくのでしょうか。
調べてみましょう。

ウラン鉱石の採掘
 燃料をつくる第一歩は、ウランの含まれている鉱石が沢山あるところを探し、その鉱石を掘り出すところから始まります。
鉱石を掘り出すには露天掘り、坑内堀、インシチュー・リーチ法等の方法があります。

露天掘り
ウランの鉱床が地表から浅いところにある場合は露天掘りが行われます。
露天掘りの場合は大型機械の導入が可能なので、生産規模、能率は坑内堀より大きいです。
しかし、ウランを含んだ残土がむき出しになっています。
これでは乾くと埃となって周辺に飛び散り、大雨が降ると川に流れ込むというように放射能による深刻な環境汚染が引き起こされます。
ウランを含んだ土には、ウランだけでなくトリウム、ラジウムなどの放射能も含まれ、これを吸い込むと肺がん、骨肉腫などの原因になります。

坑内堀り
 鉱床が深い場合に坑内堀が行われます。
鉱床まで坑道が掘られ鉱石を運び出します。
発破によって鉱石を崩すので放射能を含む埃が坑内に充満します。
鉱夫の中には肺がんになった人も多くいます。

インシチュー・リーチ法(インプレース・リーチ法)
 鉱床内に直接硫酸などの溶媒を流し込み目的の金属を溶液中に溶かし出す方法です。
この方法では残滓はでませんが、溶媒及び放射能による深刻な地下水汚染の原因となります。

ウラン燃料はどこから?
 このような方法で採掘されたウラン燃料を、日本はカナダ、オーストラリア、アメリカ、南アフリカ、イギリス等から輸入しています。

 ウラン鉱石が採れる鉱山は、アメリカ、カナダ、オーストラリア、インドなどで先住民が住んでいるところに多くあります。

 アメリカではユタ州、コロラド州、アリゾナ州、ニューメキシコ州の4州にまたがるフォーコーナーズと呼ばれるところにナバホ族、ポピ族等のインディアンの居住地(*参考資料7参照)があります。
日本に落とされた原爆の原料になったウランはこの地方で採掘されました。
鉱山で働く人々にはウランが体に悪いことなど知らされていませんでしたから、埃だらけの坑道内で食事をしたり、坑道の中に溜まった水を飲んだり、放射能を含む埃まみれのまま家に帰り子供達と遊んだりしました。
このような状況は、どこのウラン鉱山でも共通しています。
そのため、ウラン鉱山で働いた人たちの中には、肺ガンで亡くなる人が他の地域よりも5倍も多いという報告もあります。
ウランの採掘の初期の頃に鉱山で働いたナバホ族の400人中約70人が肺がんで死亡したといわれています。(日本人の場合 1997年の統計では、肺がんで死亡する男性は1万人中約4人です)

 カナダではサスカチュワン州に世界で最も多くウランを含む鉱石がとれる所がありますが、その周りには、デイネ、クリー族などのインディアンが多く住んでいます。
インディアンは狩猟、木の実の採取、漁などで暮らしていますから、土地が汚れるとその影響を強く受けます。

 オーストラリアではジャビルカ等アボリジニーの人々が住んでいる土地から彼等を強制的に他の場所に移住させ、聖地を壊し、強い反対をよそにウラン鉱石が掘り出されていました。
しかし、アボリジニーの粘り強い反対運動によって、ジャビルカ鉱山は今年の雨期に入る前に原状復帰工事が完了する見通しになりました。

 インドではカルカッタの北西、ジャールカンド州、先住民が暮らすジャドウゴダ村にウラン鉱山があります。
この地方に住む先住民の生活の場であった場所に鉱滓池を作り、鉱滓を投棄しているため、住民は放射能汚染にさらされ、癌や白血病なども多いといわれています。

 ナンビアは露天掘りウラン鉱山としては世界最大の規模のロッシング・ウラン社の鉱山があります。
鉱山労働者は人種差別,劣悪な労働条件、低賃金で働かされていました。
放射線の影響について教育されずに働かされるのはどこの国の鉱山でも共通です。

 日本でも昔(1955 年から10 年間)岡山県と鳥取県の県境、人形峠近くでウランが掘り出されたことがあります。
全部で80 トンくらい掘られましたが、採算が合わず中止されました。

ウラン燃料の精錬
 採掘された鉱石は精錬工場と呼ばれるところに運ばれ、細かく砕かれて水で洗われます。
そのあと濃硫酸、アンモニア等の薬品を使用して、段階的にウランを他の混ざりものから精製してゆきます。
精錬されたウランはイエローケーキと呼ばれ、さらに濃縮工場に運ばれてウラン燃料となります。
残りの混ざりものも鉱滓と呼ばれ池に貯めておかれたり、野積みにされていたりします。
これにはまだ放射能が多く残っているため洪水で周辺の湖や川に流れ込んだり、さらに乾くと埃となってまわりに飛び散り、広範な土地を放射能で汚染し、周辺に住む人々の健康を脅かします。

30トンの燃料を作るために
 普通の大きさの原発(100万kW時)を一年間運転するのに必要なウラン燃料は30トンです。
燃料ペレットは燃えるウラン(核分裂を起こしてエネルギーを出すウラン)であるウラン235、約3%と燃えない(核分裂しない)ウラン238、約97%からなっています。

 天然のウラン鉱石中の、ウラン235とウラン238の割合は0.7%と99.3%です。
そのため燃料ペレットを作るには、ウラン235の濃度を高くしなければなりません。
これを濃縮といいます。

 30トンの燃料を作るために、ウラン残土が約240万トン、鉱滓(低レベル放射性廃棄物)が13万トンでると計算されています(劣化ウラン弾の項参照)。

 国連科学委員会の報告によると、世界では現在14カ国がウランの採掘を行っており、これまでに100万トン以上のウランが採掘されました。
そして残土は16億8000万トン以上にのぼるといわれます。
この想像することもできないような量の残土を処理するためにはまた莫大な費用がかかるので、野積みにされている所が大部分です。
鉱滓は細かく砕かれているために乾燥すると風にとばされ、大雨が降ると川に流れ込み環境を汚染します。
アメリカのチャーチ・ロックでは、ユナイテッド・ニュクレアー社の放射性廃棄物貯蔵ダムの堤防が崩れ、油と硫酸を含む放射性廃棄物が、ナバホ族が飲料水としていたプエルコ川に大量に流れ込み、150km下流まで汚染しました。
事故後、精錬所は閉鎖されましたが、川からはラジウム、ウランなど高濃度の放射能が検出され、川の水も井戸水も飲めなくなりました。
しかし、家畜はその水を飲んでいますから、家畜の肉を食べる人間も当然放射能を体の中に取り込んでしまいます。
このような放射能汚染の危険性はウラン採掘所の多くが抱えている問題です。
そしてウラン238の量が半分に減る時間(半減期)は地球が誕生して今日までの時間、すなわち45億年もかかるのです。
このように鉱滓は厄介なゴミで、ウラン採掘をしている国はその処分に頭を悩ませています。
しかし、このゴミが湾岸戦争、コソボ紛争、イラク攻撃等で莫大な量使われた劣化ウラン弾や劣化ウラン兵器として廃物利用され、広い地域を放射能で汚染しました。(劣化ウラン弾参照)

アメリカ先住民はゴールドラッシュやウラン採掘をどう見るのでしょうか
 ネバダ・ウエスタン・ショショネの長老キャリー・ダンは言っています。
「金を探し当てようとして大地を掘りおこすことも、金を探し当てようとして水をくみ上げることも犯罪です。人類に対する犯罪です。いのちに対する犯罪です。全人類が依存するいのち。いいえ人類だけでなく、他の生き物もいます。私たちの土地には、鹿もいるし、鷹もいるし、ウサギたちもいます。金を掘り出すものはそれらすべてを破壊に導き、いや現に破壊し、未来の世代のいのちは失われてしまうでしょう」

 ナバホ部族のアンナ・ロンドン
「私たちナバホは、その創世神話の中で、ウラン(ナバホはそれを地下世界からのクレッジ(cledge)と呼ぶ)は大地の中に留めておくべきものだ、といつも教わってきた。それは黄色の物質で、昔からの言い伝えで知っていた。・・・中略・・・ウランは地中に留めておくべきだった。もし解き放たれたなら、世界中の先住民文化でもそう考えられているように、それは邪悪な蛇になり、災害や、死や破壊をもたらすだろう・・・。」
「少しの燃料」と簡単に言い切ってしまったその裏には、このように多くの重大な問題が隠されています。
そのことをバッサリと切り捨てて「少しの燃料」と教えて良いものでしょうか。

参考資料
1)「核の影を追って」ビキニからチェルノブイリヘ 豊崎博光著 NTT出版 1996年
  p142 インデイアン居住地ウラン採掘場
  p186 オーストラリア
2)「アトミックエイジ」地球被ばくはじまりの半世紀 豊崎博光 写真・文 築地書館 1995年
3)「環境レイシズム」ーアメリカがん回廊をゆくー 本田雅和、風砂子・デアンジュリス著 解放出版社 2000年 
  化学工場、ゴミ処理施設、核廃棄物、ウラン採掘工場が、黒人、インディアンの土地ばかりにやってくるのは何故か。レイシズムの視座から考える。
4)「劣化ウラン弾」Metal of Dishonor Depleted Uranium  湾岸戦争で何が行われたか
  国際行動センター・劣化ウラン教育プロジェクト、新倉 修/監訳 日本評論社 1998年
  第13章 インデイアン居住地でのウラン開発
  第14章 ウラン、ペンタゴン、そしてナバホの人々
  第16章 先住民反核サミットの宣言
5)「核の20世紀」訴える世界のヒバクシャ 
  平和博物館を創る会 日本原水爆被害者団体協議会企画・編集 平和のアトリエ発行 1997年 これは写真集です。
6)「核燃料と原子炉材料」 原子力の基礎講座 日本原子力文化振興財団
7)(*)アメリカ先住民が居住区に押し込められてゆく歴史と血塗られたアメリカ合衆国の建国の歴史とは表裏一体のものです。
その歴史は、アメリカ・インディアン闘争史「我が魂を聖地に埋めよ」(デイ・ブラウン著、鈴木主悦訳 思想社 1972年)に詳しく書かれています。
この本は現在のアメリカの有り様を理解するためには非常に参考になります。
是非一読をお勧めします
 


恐怖の劣化ウラン兵器
http://www.geocities.co.jp/wallstreet/1795/datugenpatu/rekkaurantowa.htm

【抜粋】
■ 劣化ウランとは
 劣化ウラン、耳慣れない言葉だ。
ウラニウム鉱石は当たり前だが地中奥深くから掘り出される。
掘り出されたウラニウム鉱石は色々な岩石など他の物質が混ざっている。
そこからウラニウムを精製して取り出すわけだが、それでもその全部が放射能を出すというものではない。
ウラニウムは核分裂して放射能を出す。
だからこそ危険なものなのだが、実はそういう成分は取り出したウラニウムの1%以下、0.7%しかない。
原子炉などで使用するために核分裂するウランを使う。
それで濃縮という作業が必要となる。

 ところが濃縮で使用できる核分裂するウランは全体の0.5%しか取り出せない。
どうしてもあとのウラニウムにも0.2%の放射能を出すものが残るのだ。
それは廃棄物となる。
しかも放射能を出す廃棄物で極めてやっかいなものだ。
この残りカスの廃棄物が劣化ウランとよばれるものなのだ。
これは濃縮プラントから大量に排出され、かつては大部分は使い道のない放射性廃棄物に過ぎなかった。
実はそこから問題が始まる。

 核のごみは日本でも大変管理が難しいもので費用もかさむ。
高校の頃「化学」の時間に、元素の周期表を習ったことがあるでしょう。
一番分子が小さいものは水素で、次にヘリウム。
これらはいずれも空気より軽くて風船や飛行船に入れれば浮いてしまう。

 それからずっと上がってこれら核分裂するウラニウムはU235、核分裂しないウランはU238。
この数字部分は原子の数で一目でわかるのは原子数が多いということ。
そのためこれらは非常に重い。
しかも頑丈だ。
これが何かに使えないか。

■劣化ウラン兵器
 1970年頃からアメリカ軍内部で劣化ウランの原料費がただ同然であることから恐るべき廃棄物利用が研究され始めた。
兵器に使用されるようになってきたのだ。
戦車の装甲や対戦車砲などに使用されたのだ。
劣化ウランの装甲はどんな攻撃にも耐え、劣化ウラン弾はどんな装甲も打ち破る対戦車砲と言われた。
矛盾するではないかという見本みたいな話だが、この物質同士をぶつけた場合どうなるかというと、劣化ウランの装甲を施した戦車に劣化ウラン弾を誤射した場合は装甲を貫通するそうだ。

 劣化ウランの放射能以外の特徴はリンのように燃えやすいということである。から兵器としていいと言われる。
特に戦車などでも、装甲を簡単に貫通して人を焼き殺し、しかもほとんどが燃料に引火して焼き尽くす。
ところでふざけるなと思っている。
何が焼きつくすだ。
この人たちにもいろんな思いがあり、妻子や恋人もいただろうし、人生の悩みや楽しみもあっただろう。
それのにわずか一発の劣化ウラン弾で死んでいったのだ。

 ところが劣化ウランは燃えると70%が極めて細かい「エアロゾル」というミクロン以下の微粒子の状態になる。
このエアロゾルは体内に入ると肺や肝臓にとどまりやすく、特にエアロゾル中の60%は5ミクロン以下の微粒子となり、半永久的に体外へ出ない。
このエアロゾルからは微弱な放射能が出続け、その量は年間1360レムと言われているが、これは許容量の8千倍の数値である。
しかもエアロゾルは簡単に戦場から数十km離れているところへも広範囲に飛散して広く汚染してしまう。

 劣化ウランの半減期は地球や太陽系の歴史にも匹敵する45億年である。
それでも「半減」なので毒性が無くなる時間など気が遠くなる。

 劣化ウラン兵器は作られたときからアメリカ国内で問題となっていた。
すでに1990年7月、アメリカ軍によって作成された報告書に、劣化ウラン弾が非常に強力な対戦車兵器であることを認めつつも、その着弾の衝撃で飛散する粒子を吸入した場合には放射能によるガンの発生の危険があり、使用を禁止される恐れがあると指摘していた。

 また米軍と契約関係にある国際化学応用社がクゥエート侵攻前の90年7月に米軍に出した報告書にも、その危険性が明確に述べられている。
劣化ウランを「低レベルのアルファ放射線放出物質」とした上で「戦闘状態によっては、劣化ウランのエアロゾルが制御不能なほど放出される。」「兵士が戦場でエアロゾルの劣化ウランに被爆した場合、放射線や化学的毒性の影響を強く受ける恐れがある」「体内被曝の時はがん」「化学的毒性は腎臓(じんぞう)損傷の原因となる」。と警告する。

 そして体内に入った劣化ウランの放射能がガンを発生させることは、すぐに実験的にも証明された。

 このように劣化ウランの危険性については事前に分かっていながら、国防総省は兵士たちに予防教育もしなければ、防護措置も取らなかった。

 劣化ウラン装甲の戦車は「8時間乗車」という基準があったのを病気になった帰還兵士本人が調べてやっとわかったくらいである。
ましてや相手国の被害など何も検討されない。

■湾岸戦争での初使用と同症候群
 6ヵ月後の1991年、世界で初めて湾岸戦争でイラクに対し攻撃力の高い兵器として使用された。
合計320トンの劣化ウランが投下された。
100万個の劣化ウラン弾が発射された。

 燃えたイラクの戦車の映像には劣化ウランを使用したあとが見つかっている。
しかしアメリカ兵たちはその危険性を一切知らされることなく、破壊されたイラク軍の戦車に乗ったり、中に入ったりしたことを1万人の調査で82%のアメリカ退役軍人が証言している。

 使用された劣化ウラン弾の70%以上が発火したという報告もある。
320トンの劣化ウラン弾が使用され、もしそのうち燃えたものが1~2%としても3~6トンのすごい量のエアロゾルが発生したと考えられる。
湾岸戦争に参加した米軍兵士69万6千人のうち、劣化ウラン弾による汚染地帯に身を置いた兵士は、43万6千人とされている。
その米軍兵士のほとんどは吸引したかもしれない。

 湾岸戦争のすぐ後、まず米軍兵士のあいだに疲労しやすい、癌になりやすい、帰国直後にできた子供に異常が現れるなどの原因不明の現象がおきた。

 アメリカの復員軍人局が調査したのに、湾岸戦争直後にはその報告を公開しなかったが、民間団体が手に入れて公表した。
これはミシシッピ州在住の湾岸帰還兵251家族を州全域に渡り調査したもので、戦争後に妊娠・出生した2百数十人の子供のうち67%が失明、無眼球、無耳、指が融合している状態だった。
血液感染症や呼吸器障害もあった。

 また派遣された70万人のアメリカ兵のうち、現在1万4千人、つまり2%がガンになっている。
95年1月の段階で全米で4万5千人が何らかの症状で苦しんでいる。
しかし因果関係と責任を認めたり被害補償は希でほぼない。

 クウェートからバクダッドのバスラ市への「死のハイウェイ」で被爆したといわれる陸軍看護婦キャロル・H・ビコー二等曹長。
アメリカで診察したルイジアナ州ラファイエット米軍基地のトーマス・カレンダー内科医師は「彼女の様子は、放射性物質を飲み込んで被爆した人と驚くほどそっくりだった」と調査したテレビ番組で証言している。

 イラク国内で全身の皮膚に黒いシミができ、やがて腸と膀胱が異状でコントロールできず、92年以来おしめとカテーテルが一生はずせない。
96年には筋肉が弱り、脳腫瘍で記憶も長期と短期の欠落がある。
皮膚は前は吹き出物だった所がやけど状になって広がりその下腹部には水ぶくれがたくさんできている。
民間医に「毒物による慢性の脳腫瘍、免疫システムの過剰反応異状、自己免疫システムの抑制、抗体進行、化学物質による中毒症」と診断。

 しかし軍は自らの軍医や民間医の診断にも関わらず、そして劣化ウラン検査で94年9月に陽性だったのに、被爆を認めず、「腸と膀胱の失禁-原因不明」として健康上の理由で1995年3月に退役させられた。

 彼女は、祖国に尽くしたいと湾岸戦争よりはるか前に志願入隊し7年間の海外勤務、計17年間の軍役。
その後1990年8月1日にクゥエート侵攻で再入隊し特命派遣。
この戦争で女性は歓迎されない中でがんばり、医療班150人が最前線に近い野戦病院に配属され、「死のハイウェイ」も走って、破壊され炎上しているイラク軍の戦車や車両のただ中にも行った。
5ヶ月間の中東派遣であるが、野戦病院には15日しか滞在してないのに、その結果彼女も含め150人中40人は病気にかかり、既に6人は死亡。参加した女性8人全員が発病した。

 彼女と同じテレビ番組が調査したダリル・クラーク軍曹のケースは、A-10攻撃機が30ミリ劣化ウラン砲弾がイラク戦車を破壊したときに、彼の部隊が現場付近にいた。

 クラーク軍曹の下の娘は湾岸戦争後に生まれたが、出生時に胆のうに腫瘍があり、しかも甲状腺が無かった。

 ベトナム戦争で枯葉作戦による枯葉剤でのダイオキシン汚染が問題となった。
しかしベトナムでは長期の戦争が続き、兵士は1年近くジャングルの中で闘うという状態を強いられている。
ところが湾岸戦争では、
90年8月1日イラクのクゥエート侵攻開始。
翌年1月16日米軍・多国籍軍が戦闘開始。
   2月26日敗走撤退するイラク軍を「死のハイウェイ」で殲滅攻撃。
   2月28日ブッシュ大統領(父親)停戦宣言。
 44日間のあっという間の戦争で期間は極めて短い。
しかもそれまででは地上戦はもっとも少ない戦争だった。
それとベトナム戦争との大きな違いは兵士を見る目だ。

 映画「ランボー」の第1部でランボーは職にも就けず放浪し、立ち寄った街では、ベトナム帰りの「赤ん坊殺し」と呼ばれ、元兵士仲間と共に嫌われ、爪弾きにされた。
これはベトナム戦争から帰還した米軍兵士全体の扱いだった。
社会の中でいられず、森の中でしか暮らせなくなった人たちもたくさんいる。

 しかし少なくても湾岸戦争では報道規制の効果も大きく、またイラクのクゥエート侵略を跳ね返したということで英雄扱いだった。
戦争ストレスではない。
それなのにこれだけの被害が起きている。
劣化ウランと兵士たちが軍の命令で強制的に服用しなければならなかった薬品である抗化学兵器剤の臭化ピリドスチグミン(PB)、生物兵器であるボツリヌス菌に対するワクチン、炭疽(たんそ)病予防薬であるアントラックスなどの薬品の複合被害ではないかといわれている。

 これらの薬品を飲んだ後吐き気がしたり気分が悪くなり、意識を失った例が2件報告されている。

 被害軍人と家族たちのたび重なる要求に重い腰を上げ、95年5月クリントン大統領直属の「湾岸戦争帰還兵の疾患に関する大統領諮問委員会」が作られたが、18回開かれた公聴会で、劣化ウラン問題はわずか1回だけ。
劣化ウランの検査や取扱いの問題で証言した科学者は3名だけ。
しかも2名は核兵器産業の関係者だった。

 これだけの大規模な被害に対し諮問委員会では97年1月「当委員会は、湾岸戦争帰還兵が今日報告する健康に対する影響が湾岸戦争において劣化ウランに被爆した結果であることはありえない、と結論するものである。」「原因不明、主にストレスによる」という答申が出ただけである。
原因も特定されないというのは、世界の不思議としか言いようがない。
どうしてストレスで異常出産が起きるのだ。
だいたい疫学調査もこの時されていないのだ。

 湾岸戦争はアメリカのベトナム戦争以来のトラウマを脱するための戦争の一面がある。
しかし自信を取り戻した国防総省など軍事司令官たちにとって兵士たちは消耗品にすぎない。
世論対策で戦闘中の死者だけを気にかけているだけだ。
後はどうなろうといいのだ。
ちなみに過去の戦争の心身への健康被害でアメリカのホームレスの3分の1は退役軍人である。

■イラク被害
 アラブ世界はイラクを中心として劣化ウランに汚染された。
広くアラブの人々の日常生活が汚染されたのだ。

 イラクでは、被害は数年後きた。
劣化ウランのみが原因としか考えられない。
まず羊に異変がおき、何年か経って保健担当官の報告で「人間の子供の先天性異常が8%から28%と3.5倍に急増している。5歳以下の子供では肝臓と腎臓の病気が死因の4番目、5番目である。小児癌も増え、子供の死因としての小児癌の順位は7位から4位になった。そして肺機能障害」などの報告もなされている。

 中東問題を専門とする人類学者で博士号を持ちジャーナリストでもある、アメリカ人バーバラ・ニムリ・アジズの1996年の報告では、イラク政府での農業・保健環境部門で勤務する環境生物学のフーダ・アマシュ博士によると、バクダッドの特定地域で脳膜炎が集中的に異状に増加。
子供の白血病が南イラクで大流行し、数年で4倍となった。
また30歳以下の若い女性に乳ガンが一部地域で何倍も増加した。

 また、バクダッド、モスル、カーバラの5つの病院で調査したところ異常出産が5年前に比べて10倍以上に増加。恐れて結婚する者が減っているほどである。

 さらにイラクのパン籠といわれる北部地域では、本来45センチの小麦が実っても10センチしかない異状がアジズ本人により確認報告されている。

 また日本の写真家、森住 卓氏によると、地上戦の行われたイラク南部地方最大の都市バスラの大病院イブン・ガズワン病院を2001年12月に取材。
ジャワード・アル・アリ医師が調べたバスラ市内のガン死亡者数が急増し、ガン発生率も10倍以上となっている。

 ガン発生率と2001年死亡者数のみ、2002年12月17日(水)毎日新聞夕刊による。また同紙掲載で、バスラ教育病院の医師らによるとイラクでの乳ガン発生率は10万人に10から12人と通常の2倍近い。

 また同病院産婦人科やアル・ウィーヤ産科病院、サダム産婦人科病院などで湾岸戦争後、水頭症や無脳症の出産例が激増しているのを実際に確認したと報告されている。

 劣化ウラン弾を使った当事者の米国防総省や英国防省は「環境への実質的な影響はない」と主張している。
またイラク、クゥエートなどの劣化ウランは清掃する義務など無いと言っている。

 劣化ウランのイラクの被害に関して現在までのところ国際的な論議は何もされていない。湾岸戦争の生態学的に損害を調査した国連環境プログラムでさえ、沈黙を守ったままである。

 劣化ウランに関しては、国連人権小委員会が1996年8月29日に劣化ウラン兵器を含むクラスター爆弾、気化爆弾などの大量破壊および無差別効果を持つ兵器の禁止を決議した。
ただしそれ以上の上部機関である国連総会などへの上程はアメリカなどの反対があるので現在は困難である。
劣化ウラン弾の主な使用地域map(リンク)

http://www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/tokushu/img/dummap.gif

■劣化ウラン兵器の世界拡散
 湾岸戦争後もアメリカの兵器産業はますます活発になり、この劣化ウランの装甲を施した戦車や砲弾もボスニアなど世界中で使われている。

 2000年11月、1999年にコソボに派遣されたイタリア兵のうち白血病による死亡者が6人に達し、イタリア政府はアメリカ軍の使用した劣化ウラン弾の放射能が原因ではないかと疑い、2001年1月、NATOに情報公開を求めた。

 ベルギーでは5人の兵士がガンで死亡し、フランスでは4人が白血病にかかっている。

 1999年にコソボ紛争では3万1千発ほどの劣化ウラン弾が発射されている。

 NATOは、
「劣化ウラン弾は精製ウランよりも放射能が低く、健康にまったく影響のない安全で合法的な武器である」と反論し、イタリア政府の懸念を「科学的根拠のない」ものと断定した。

 地中深く埋蔵され、自然界の中には普通存在しないウラニウムを大地にまき散らし、安全もないものだ。安全だというのは武器として使いたいからだろうか。

 ちなみに比較するとウラン鉱石の放射能はキロ当たり3百万ベクレル(Bq/kg)、精製ウランは5千万ベクレル、劣化ウランは4千万ベクレルだ。

 実は劣化ウラン弾の危険性はNATOにとっては「公然の秘密」だった。
アメリカ軍からその危険性はNATOにも伝えられていた。

 しかし今回さらに危険なことをアメリカ軍およびNATOは隠していた。
コソボで使用された劣化ウラン弾を分析したスイスの研究者たちは、微量(0.0028%)のウラン236を検出した。
この元素は自然には存在しない。

 この劣化ウランは使用済み核燃料の再処理工場から来た事を意味する。
するとこれには確実にプルトニウムが含まれている。
プルトニウムはごく微量でも人体に非常に危険な放射性物質で耳掻き一杯で5万人がガンを発症する。
そんなものをアメリカ軍およびNATOは戦場で使ったのだ。

 日本でも1995年、沖縄県のアメリカ軍鳥島射爆場で1,520発の劣化ウラン弾が海兵隊ハリヤージェット機により誤射された事件が1997年に明るみに出た。
しかし日本の科学技術庁は放射能などの「影響はまったくみられない」と報告している。
いつもいつも劣化ウランは「安全」なのだ

 また劣化ウランはボーイング747、ダクラスDC-10などの旅客機の一機に釣り合いおもりとして1,500kg、尾翼のバラストとして380kg使用されている。
1988年米軍A-10爆撃機がドイツのレムシャイトで墜落、また1992年、アムステルダム近郊にイスラエル航空のボーイング747の貨物機がアパートに墜落して炎上したが、その後どちらも付近の住民の健康に皮膚病、腎臓の機能障害、子供の白血病、出生異状などの増加がみられることが報道されている。

■劣化ウラン兵器の犯罪性
 今や世界中に劣化ウランの放射能被害が広がろうとしている。

 これら劣化ウラン兵器は、通常兵器としてアメリカが世界世論の隙をぬって使い始めた。
しかし放射能で相手国に被害が起きることは始めから織り込み済みだったと思われる。
これは核戦争の日常化といっていいと思う。
しかもアメリカはまだ50万トンの劣化ウランを抱えている。
ケンタッキー州パデューカにあるウラン濃縮用核施設など3カ所で、金属容器に収められて戸外に積まれている。
これらが兵器に使用されていけば、まだまだ被害は拡大するだろう。

 アメリカはイギリス、フランス、カナダ、サウジアラビア、クウェートに劣化ウランそのものや兵器を売却した。
またアメリカの使用の刺激で多くの国で劣化ウラン兵器が開発中である。
ウランは公開市場で買えるのだ。
新たな兵器開発競争が始まろうとしている。

  もちろん世界で大国が勝手に何をやっていいというのではなく、劣化ウラン兵器は、現在及び将来の一般民間人に深刻な被害を与える。
未来の子孫に無差別に被害が及ぶ劣化ウラン兵器は、人道主義に反しジュネーブ条約や国際法に違反する禁止されたはずの兵器だ。

 化学兵器や地雷禁止への動きも各国が自主的に始めたわけではない。
私たちが止めるべきだし、かならずそれはできる。
________________________________________
もっと知りたい人のためのリンク
・中国新聞米英イラク取材特集「劣化ウラン弾 被爆深刻」
http://www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/
写真家 豊田直巳ホームページ
http://www.ne.jp/asahi/n/toyoda/
写真家 森住卓ホームページ
http://www.morizumi-pj.com/
________________________________________
2003年1月奈良写真展用 
http://www.geocities.co.jp/wallstreet/1795/index.html
広川隆一ホームページ
http://www.hiropress.net/
________________________________________
◎参考資料
・『劣化ウラン弾』国際行動センター・劣化ウラン教育プロジェクト 日本評論社刊 2,500円
・『イラク 湾岸戦争の子どもたち-劣化ウラン弾は何をもたらしたか』森住 卓著 高文研刊
2,000円
・『母と子で見る42 湾岸戦争症候群』松野哲朗・文 山本耕二・写真 草の根出版会刊
2,200円
 


原発推進による悪影響は、日本国内だけに限られたものではないのだ。
人間がこれほどまでに利己的でエゴの塊になれるとは驚きの極致である。
地球上の生きものの中で最も邪悪で、最も環境を破壊し、最も必要のない悪性腫瘍のようなものだ。

そう言ってしまうと身も蓋もなく、生きがいも何もなくなってしまいそうだが、マヤ文明などの古代の優れた民族の知恵を見るときに、面白半分にその暦から地球の破滅の時期を想像するだけでなく、彼らの生活態度や信念を見ることこそが重要なのではないだろうか?
そこにこそ、現代人が見習うべきもの、学ぶべきものがあるはずで、彼らを排除し、虐殺し、蹂躙してきた歴史を顧み、反省してはどうだろうか?
そこには現代人が健康に、そして平和に生き延びる知恵が、必ず隠されているはずだと思うのだが、、、、。

失われた、あるいは失われつつある文明は、かくも偉大で貴重なのだから、これを掘り起し、回復し、大切に受け継がなければならない。
どこかの誰かがそれを破壊しようとするなら、それを阻止しようと動くのは日本人であってほしい。



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