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原発-7 福島原発事故に関する情報-その3

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***************
一方、「放射線の仕事をする」ということがわかっている人は、測定や健康管理ができるので少し高めに設定されている。
だから少なくとも今度の事故では、放射線の仕事をする人の被ばく量より少なくてはいけないことは当然である。
この量は、男性では1年間に50ミリ、女性は3ヶ月に3ミリである。
これを1時間あたりに直すと、男性は5.7マイクロ、女性は1.4マイクロである。

男性より女性の方が被曝量が少なく設定されているのは女性が妊娠している可能性があることによる。
このような規定は、一般の作業や医療関係の作業等で若干の違いはあるがほぼこの数値と考えて良い。
そうすると、福島市の状態は「放射線の仕事をして測定をし、健康管理をするという条件のもとで認められている男性でも被曝が許されない放射線の強さ」なのである。

このような放射線の状態が続いているのに総理大臣、知事、市長であっても独自に判断してはいけない。
まして、専門家やメディア等が「直ちに健康に影響のない医療」ということは絶対にできない。
ある読者が福島市に問い合わせたら、「一回のレントゲンで浴びる量が600マイクロだから問題がない」と答えたらしいが、そんなことは法律に書いていない。
突然、福島市の職員が新しい基準を作るのは法律違反なのである。
日本は法治国家であるから非常時でもまずは法律を守らなければならない。
・・・・・・・・・
これらを求めると次のようになる。
法律では、一番低いのは一般人の1年間に1ミリ、次は、ある程度管理できる場所としての管理区域の3ヶ月で1.3ミリ、そして放射線の作業をすることがわかっていて、線量を測定したり、健康診断をする人が女性で3ヶ月で3ミリと言うことになる。

これを1時間あたりで整理すると、
一般人        0.1  マイクロ
管理区域       0.6  マイクロ
放射線作業者(男性) 5.7  マイクロ
放射線作業者(女性) 1.4 マイクロ
となる。

今までの7日間、家族がどこにいたかを表にして、いた場所の放射線を調べ、その放射線量と時間を掛けて、全てを足せば家族の被曝状態が分かる
.
おおよそなら、福島県で5から10マイクロ、周辺の市町村では2から3マイクロ、東京近郊では0.1マイクロ程度の数値を使えば良いだろう
.
まずは計算してみて欲しい。
(平成23年3月20日 午前8時 執筆)

*計算が多かったので、第一種放射線取扱主任者やその他の専門家がおられたら計算をチェックしてください。
もし間違いがあればすぐに直したいので。
早速、単位の表記、名古屋と福島にいた時の計算などでアドバイスを受けたのでわかりやすくしました。
計算自体はOKのようです。

原発 緊急情報(17) 医療行為と放射線 違うものの比較

今回の福島原発の事故でいわゆる専門家の発言がいかにいかがわしいかことがはっきり証明されました。
例えば、福島市の放射線の汚染が1時間当たり20マイクロシーベルトという値がでたとき、専門家は一斉に「レントゲンでは1回で600マイクロシーベルトの被曝をする」などの例を出して20マイクロシーベルがいかに小さい数値で問題でないかのごときにコメントしていました。

しかし20マイクロシーベルトというのは1時間あたりですから、その家に1日いたら(外とほぼ同じ環境で)、それだけで24倍、さらに放射線漏れが1週間続いたら24の7倍ですから168倍になります。
これは、約3.4ミリシーベルトになり、一般人が1年に被爆する限度とされている1ミリシーベルトを遙かに超えます。また1日12時間は別のところにいたり、換気をしない部屋の中にいても1.7ミリシーベルトですから、「安全」とは言えません.
しかも、1年間の限度量などはコメントしている人たちが決めたものですから、無責任きわまりないと思います。

・・・・・・・・・
さて、今回は別の視点からこの問題を見てみます。
福島原発に近い農地で取れたホウレンソウからかなりの量の放射性物質が見つかり食品として不適切かという問題が生じました。
また、1回のレントゲンとかCTスキャンとの比較をして「安全だ」という専門家だけがテレビに登場しました。
しかしCTスキャンというのは医師のもとで行われる医療行為の一つです。
医療行為は直接、医師が行う場合と、医師に準じた専門職がやる場合がありますが、いずれにしても、その人の健康状態などを見て監視のもとで行われるのです。

医療行為は通常の意味の「安全」でもなく、「健康に良い」分けではありません。
例えば、医師は必要に応じて足を切断することもあります。
足を切断するのが「健康に良い」はずはないのですが、なぜ医師は足を切断するのでしょうか?
それは、医療行為で医師はその人の全てを考えてベストなことをするからです。
このままではもっと悪化して命を失うというときには、あるいは医師は悩み、判断し、そして足を切断することもあるわけです。

だからといって、普通の人が足を切断していいというわけではありません。
つまり医療行為の際に被曝する放射線は全く一般と関係がないのです。
もちろんCTスキャンをするときには、医師は患者さんを考え、被曝をできるだけ少なくし、その後も患者さんを観察することは欠かせません。
このような医療行為での被曝と福島原発から出た放射線で福島県に住んでいる普通の人に与える影響とは全く違うのです。

・・・・・・・・・
私の経験では、放射線の専門家はこのことを何回も教えられます。
たとえば、放射線の作業をする人はかなりの放射線をあびることが許されますが、その代わりに健康診断もするし、人生を通じて過去にどのくらい被爆したかという記録も提出しなければなりません。
さらに、作業するときには線量計やフィルムのバッチをつけて、一つの作業をした時にどのくらいの被曝をしたかということをしっかりと記録しておきます。

放射線の被曝の危険は、量も問題ですが、同時に被曝した時間がわかっているということです。
専門家は記録があるということによって安全を保てることを知っています。

福島県発ではメディアを中心として、原発の事故処理に当たっている人たちに対して「大変な放射線を浴びて苦労している」という報道が続きました。
もちろんそれ自体は間違っていませんが、作業する人は被曝の量を厳密に計りながら作業をしているのです。
それに対して、福島県の人は被爆も量も分からず、健康診断もしていないのです。
わたくしが放射線の管理者として考えるならば、危ないのは福島原発で復旧作業をしている人よりも福島県に住んでいる普通の人の方が心配です。

放射線と人間の健康というテーマの専門と言われる方々が、これらの基礎的なことを、もう一度思い出し間違ったことを国民に呼びかけないようにして欲しいのです.
このことがあるので、今日の最初のブログに「被曝量を自分で計算しよう」というのを出したのです。
また続いてほうれん草の被曝を取り扱いたいと思います。
(平成23年3月20日 12時 執筆)

原発 緊急情報(18) ほうれん草は食べられるか?

茨城県は2011年3月18日に福島県境に近い高萩市で採れたホウレンソウから、国が示した規制値の1キロあたり2000ベクレルの約7.5倍にあたる1万5020ベクレルのヨウ素131を検出したと発表した。
福島第一原発から約100キロ離れたところにある、同時に規制値を超す放射性セシウムも検出されたと報道された。
これに対して枝野官房長官は、「被曝量は胸部CTスキャン1回分の5分の1程度である」とし、「ただちに健康に影響を及ぼす数値ではない」と強調した。
官房長官は放射線の人体に対する影響の素人であるから、この後ろに専門家がいるはずです。


千葉市の放射線医学総合研究所の環境放射線影響研究の専門家は、「このホウレンソウの数値を人体への影響を示す単位である「シーベルト」に換算した場合、0・24ミリシーベルトになる。
人体に影響があるのは一度に100ミリシーベルトを受けたときとされており、小鉢1人前のホウレンソウを100グラムと仮定すると、今回のホウレンソウは4200人分を口にしないと人体に影響を及ぼさない計算になる。」と発言している。

さらに、この専門家は、妊婦や子供など、放射性物質の影響が大きいとされる人たちについても、摂取しても問題がないレベルだ」と言う。

・・・・・・・・・
本当は「ベクレル」とか「内部被曝」についてかなり丁寧に説明してからの方が良いのだが、ことは緊急を要するので、それらは後に説明することにしてここでは「汚染されたほうれん草を食べても大丈夫か」ということだけを説明する。

この専門家の言うことはムチャクチャである。
おそらく国から研究費を丸抱えでもらっているので、国民を無視した発言をしていると考えられる。

・・・・・・・・・
まず、第1に放射性を持つ物質を食べた場合の健康への影響は詳しく調べられていて、この場合のヨウ素131のように放射線を出す元素(正確には同位体という)ごとに細かく決まっている。
またそれらが1種類の時とか、2種類の時についての研究されている。
その上で、規制値が決まっている。この手のものは同位体の数が多いので、同位体毎に詳しい「別表」があり、それで専門家は接種して良い限度を決める。

だから、規制値の7.5倍でも安全だなどという話は全くない。
そうなると専門家は自分で決めた規制値を自分で否定する事になる。

・・・・・・・・・
次に、ほうれん草で内部被曝することと、1年に100ミリシーベルととは、人の健康に影響するのがまったく違う。
でも、ここではこの専門家の通りに、もしも一般の被曝と比較するならば、一般人の1年間の限度は1ミリシーベルトである。
この専門家が言っている100が1になるのだから、まったく違う。

具体的にはほうれん草を小鉢一杯、42回食べたら、1年間の規制値になる(小鉢1杯で100グラムは少し重いが)。

つまり、このホウレンソウは1年に42回しか食べられない。
また、妊婦や子供についての内部被ばく量(限度)はハッキリ決まっていて、これも1年当たり1ミリで、こちらの方は単なる基準値ではなく、法律で定められている内部被ばく量の限度である。
従って、汚染されたホウレンソウの汚染度が少し高くなることがあり得る事を考えると、安全をみて1年に10回ぐらいに限定されるだろう。

・・・・・・・・・
放射線で汚れた農作物を捨てるというのは、それをつくった農家の人は断腸の思いだろう。また、経済的な損失も大きい。
でも、農作物に対する放射線で汚染されたものの規制値を決めた限りは、それを守るのが順当である。
また、医療行為の一つであるCTスキャン等と被曝量を比較するのは無意味で、いくら官房長官が素人と言っても政治家である。

国民の健康を守る見識がない。
すでにこの国の政府も専門家も、国民の健康を考えずに電力会社を助け、ひたすら「国民がじっと我慢して放射線物質で汚れたホウレンソウを食べ健康害すること」を望んでいるようだ。

当面、放射線で汚染された野菜は食べない方が良い。
産地から出荷するのは「規制値以下のもので、良く水で洗浄して、汚染がとれることが分かっているもの」に限るべきだ。
消費者の防御としては、汚染野菜を買わないことしかない。
仕方が無い。
汚染しているのだから。
(平成23年3月20日 午後1時 執筆)

原発 緊急情報(19) 食品の汚染と放射線物質の半減期

ほうれん草についた放射能をもつヨウ素は半減期が短いので、実際には害にならないとの考えもあります。
ここで「半減期」というのは、放射線を持つものは壊れていきますので、それが、半分壊れる時間のことです。
例えば、放射性のヨウ素ですと、半減期が8日ですから8日で2分の1、16日で4分の1と急激に減っていきます。
だからほうれん草を16日ぐらい置いておけば安全になるのは確かです。

ただ、わたくしが半減期のことをあまり言ってないのは、読者の人の危険を煽ろうというのではありません。
実は、放射線物質の規制値にはすでに、半減期のことも考慮されているからです。
放射線物質を含むものを扱ったり、食べたりする人はいろいろな場合があります。
極端なことを言えば、ほうれん草を買ってから1万年も貯蔵しておけば、あらゆる放射性物質は「安全」という事になります。
そのようなことを言っても意味が無いので、標準的な被曝を考え、半減期も考慮に入れて放射性物質の規制が決まっています。
発表されたほうれん草の放射線の値は、現在、決まっている規制値を超えています。

それでも半減期が短いから安全だというためには、規制の値がどのように決まっているかを詳細に知らなければなりません。
それも膨大な数の核種毎(放射線をもつ物質毎)に知る必要があります。
わたくしのスタンスは、原子力の一つ一つのことを完全に理解しなければ自分を防御できないというのでは安全は保てません。

また、事故が起こってから、専門家が集まって何回も検討した国の規制値を変えるよりも、現在のような緊急の時には、これまでの国の規制値をそのまま使った方が良いと考えているからです。
なお、原子炉から出る有害な放射性物質の半減期は、ヨウ素が8日、バリウムとストロンチュームがともに30日、そしてプルトニウム241が14年です。
でも同じ半減期を持つバリウムに比べてストロンチュームは骨に蓄積しやすいので、その分を考えなければなりません。

このように、規制値は色々考えて決められているので、今、変更しない方が良いと思います。むしろ細かいことを考えずに規制値をただ半減期だけを考えて楽観的に判断するのは危険と思います。

その意味で「規制値を超えているけれど、食べても安全だ」というのは不適切でしょう。
(平成23年3月20日20時 執筆)

原発 緊急情報(20) NHKの矛盾を役立てる

政府は2万人を超す死者行方不明者を出した東北関東大震災の復旧に全力を注ぐなければならない時期なのに、福島原発のことで振り回されていると報道されている。

NHKも多くの時間を使って福島原発の状況を報道しつづけている。
なぜ政府は、福島原発対策に振り回され、NHKはなぜ福島原発の放送を続けているのだろうか。
それは「大事件」だからである。

しかし、政府もNHKも「漏れた放射線は大したことはない」、「放射性物質で汚染された野菜や牛乳も健康に影響がない」、「原発は沈静化に向かっている」と言っている。
「大変なことである」と言いつつ、「何もしなくても安全だ」と言っているのだから、不信感が募るばかりだ。

・・・・・・・・・
ところでわたくしたちは、時として目の前で起こっている事の本質をなかなか見抜くことができない。
今度の場合、もしも福島原発の状態が簡単なもので、しかも住民の被害がないのなら、もともとニュースバリューもなく、政府が懸命になることもない。
反対に、政府が懸命になってNHKが放送を続けけているにもかかわらず、何も起こらないはずはないのである。

「安全だ」と言っているけれど、現在の放射線量は、福島県東部及び福島市では管理区域を設定しなければならず、住民に線量計やフィルムバッチを配り、健康診断を開始する時期である。
またホウレンソウや牛乳等も規制値の20倍程度の値を示しており、これも注意を要する。
規制値を超えても健康に関係がないというなら、規制値を作る意味がない。
また、福島原発が徐々に沈静化していくなら、政府はもっと震災復興に力を入れ、NHKは別のことを放送してもらいたい。

しかし、なぜ政府がこれほどまでに対策に懸命になり、NHKが放送続けるかというと、実は、現在の状態が憂慮すべきものだからであり、かつ近い将来、福島原発がさらに危機的な状態に陥る可能性があるからにほかならない。

そこで、このブログでは、
1. 放射線で個人が被爆する量をそれぞれ個人が計算することを目指した。それによって避難するかどうか自分で決められる、
2. 汚染された食品は、規制値以上のものは食べないようにすることを勧めた、
3. 水については現在調査している。まだ飲み水以外は大丈夫のようだ、
4. 原発の今後は、最大で現在の10倍の危険性があると考えて、避難するかどうかを決めるときには、計算値を10倍して欲しいと勧めた、
5. 福島第1原発3号機はプルトニウムのまざった燃料を使っていて、ここが爆発したときに、周辺にどのような影響があるかは極めて難しい。私は、最大で通常のウラン燃料を使用する時の2.5倍程度ではないかと思うので、そうすると将来の推定計算をするときに、現在の10倍ではなく25倍程度で計算するべきだろう。

・・・・・・・・・
これが私の推奨するところである。
私が、「政府が対策に懸命でNHKがあれ程報道しているのだから、事態は良い方向に向かっていない可能性がある」と判断しているからでもある。
福島原発がさらに悪い状態に入った時、福島県、福島県西武、宮城県南部、茨城県北部はかなり距離が近いので、放射線が増大するのに1日程度である。

一方、東京や仙台など地理的に離れたところは(冬で北風が吹く日が多い仙台は少し距離より遠いと考えている)、3、4日の余裕があるだろうというのがわたくしの考えである。
10倍、25倍という数値は確実性が足りないが、そういう数字がなければ、住んでいる人が判断することができない。
せめて専門家が推定しなければならない。
また、テレビの解説者は、家の中でじっとしていれば被曝の量は少なくて済むとか、ほうれん草を食べ続けなければいいと言ったりしているが、やはり標準的な生活や、やや危険な時間の過ごし方をした時にどのくらいの危険性があるかということを示すのが最も良い指標になるだろうと私は思っている。

このようなことから、読者の方は、「政府が原発対策に関心を示さず、官房長官が発表を止め、NHKの放送時間が極端に減れば、福島原発は安全になったと彼らが考えている」と判定することもできる。
(平成23年3月20日 午後10時 執筆)

原発 緊急情報(21) 「直ちに」とは何か?「冷静に」とはなにか?

みんなが不安に思っている現在、私のような専門家が(打ち合わせなく、結果として)同じ事を言うことになるのが大切でしょう。
そうしないと一般の人は不安に思います。
その点では、私とテレビなどに出ている専門家との間にかなりの違いがあります。
本当は違いはないはずです。
私も原子力の仕事を長くしてきましたし、第一種放射線取扱主任者ですから、同じ試験問題を解き、合格し、それを元に仕事をしてきたのですから。

そこで、少し深く考えてみました。
政府、テレビの専門家、NHKなどは、福島原発で放射線の汚染の数値が出る度に、「直ちに健康に影響が出るレベルではない」と「冷静に対応」と言っています。

3月21日には高い放射線の下で作業にあたる作業員の被曝について指揮をした人が「直ちに健康に影響ない」と言いました。
なぜ、政府や専門家は「放射線障害を防止する法律や規則」に定められた限度と異なる数値を言っているのでしょうか?

・・・・・・・・・
まず、辞書で「直ちに」を調べて見ると、
1:   間に何も置かないで接しているさま。直接。じかに。「窓は―通りに面している」「その方法が―成功につながるとは限らない」
2:   時間を置かずに行動を起こすさま。すぐ。「通報を受ければ―出動する」
とあります。日常的にも2つの意味でしょう。
一つは「原因と結果」が直接結びついていること、もう一つが「時間的にすぐ」だということです。
だから、「直ちに健康に影響がない」というのは、たとえば1時間に100マイクロシーベルトの被曝をしたときに、政府が言った意味は、
1) 1時間だけそこにいれば一般人の基準値の10分の1だから、この数値だけでは健康に影響があることはない。その家に1日いれば2.4ミリシーベルトになるから基準値を超える、
2) 今日の午後とか明日に病気になるわけではない(時間)、
のどちらかでしょう。

すぐ影響はないという時間的な方は当然です。
放射線の障害というのは主に遺伝子障害や白血病、甲状腺ガンなどですから、放射線をあびてからかなりの時間を要します.
だから、放射線をあびてすぐその影響がでるなら、かなりの重症になるでしょう。
私が作業を担当している人が「直ちに」と言ったことに心配したのはそのことです。
もしかするとその作業主任の人は、やけどのように、放射線をあびるとすぐ健康に害があると錯覚していたら、作業する人が可哀想と思うからです。

もう一つ、つまり1)も似たようなものです、多くの人はその場所に住んでいるのですから、1時間あたりなどの放射線の強さはあまり意味がありません。
1時間に時間を掛けると、1ヶ月あたりなら7.2ミリシーベルトですから、かなりの放射線をあびることになります。
でも、あくまでも専門家が決めた法律の値は次の通りです(1時間に換算).
     1時間あたり(マイクロシーベルト)
一般人の目安        0.1 (1年が基準)
管理区域の設定の義務    0.6 (3ヶ月が基準)
放射線作業者(男性)限度  5.7 (1年が基準)
放射線作業者(女性)限度  1.4 (3ヶ月が基準)
ですから、10マイクロシーベルト(福島市など)とこれらの値の間を埋めなければなりません。

・・・・・・・・・
日本の官僚(この言葉は中央官庁が編み出した言い方と思います)はそれほど頭が悪くないのです.
「直ちに健康に影響がない」のは確かです。
私も同じ意見で、1時間だけあびても、また今日の午後、気分が悪くなるのではないからです。
1時間だけあびるなら10マイクロシーベルトですから、一般人の1ミリシーベルトの100分の1になります。
確かに「直ちに」健康には影響がありません。
私と同じ考えですし、法律にもそっています。
つまり、将来、もし健康障害が出たら、「私は「直ちに」と言ったのですよ」といえば良いようになっています。
「放射線が1時間あたりとも言っていますし、勿論、法律も知っていますよ。
あなたは「直ちに」という日本語が分からないのですか」と言われれば反論もできません。
つまり、「直ちに・・・」というのは「そこで生活していたら」というのとは日本語が違うのです。

・・・・・・・・・
「冷静に対応」、「決してパニックにならないように」というのもなかなか意味深長です.
10マイクロシーベルトと聞けば、国民は、「直ちには健康に影響がないが、10日、そこにいると規制値を大きく超えるので、私の家族は待避が必要だ」というのは実に「冷静な対応」です。
パニックでもありません。

この人が20日間、家にいて家族に健康の障害が出たときに、「あのときに「冷静に対応」と言ったじゃないか!」
と怒鳴り込むと、官僚は落ち着いて、「ええ、冷静に対応するというのは、放射線の量をお考えになって規制値を超えるまでに移動することですよ」と言われてしまいます。
官僚とはそういうものです。

・・・・・・・・・
このように考えると、「規制値を自分で計算して、法律の値にもとづいて考えた方がよい」という私の考えと、
「直ちに健康に影響はないので、冷静に対応を」という政府の言っていることは実は同じ!!なのです!!

しかし、混乱しているのは、「直ちに・・・」の後、CTスキャンのような例を出して、法律の規制値を言わなかったり、法律の規制値は「目安であって、健康とは関係がない」と言ってみたりするからでしょう。
それを言っているのは官僚ではなく、官房長官だったり、テレビの専門家だったりします。

3月20日夜、水の汚染について、ある専門家が「飲まない方が良いのですが、それしか水がなければ仕方ありません」と言っていましたが、これはある意味で、正直と思います。

・・・・・・・・・
政府が苦しい言い訳をして、専門家が追従しているのは、予想外の事故が起こり、普段では決してあってはいけないほどの放射線が東北南、関東北を汚染したので、その対応ができないからです。
対応ができないことと健康とは無関係ですから、もう少し誠意のある、わかりやすい表現を使って欲しいものです。

・・・・・・・・・
ちなみに、福島原発の状態を見ると、ここ3日ぐらいで、もしかすると今後の見通しがつくと思います。
私が見通しがついたら直ちに書きます。
なお、今はまだ東京は大丈夫です。
(平成23年3月21日 8時、執筆)

原発 真面目な話です  わかりやすいので

(ある読者からのご提案を受けて)
「(放射線が基準以上でも )直ちに健康に影響はありません」
「(タバコを吸っても   )直ちに健康に影響はありません」
「(発がん性食品を食べても)直ちに健康に影響はありません」
・・・直ちに影響がなければOK??
「(法律で1ミリと決まっていますが?)それは単なる目安です」
「(法律で制限速度が50キロですが?)それは単なる目安です」
「(法律で20才未満は禁煙ですが ?)それは単なる目安です」
・・・法律の数字は目安?
トリックがわかりやすいですね。
それでも、主要メディアと専門家は同じ事を繰り返しています。
詭弁にめげず、私たちは自分たちで守りましょう。

・・・・・・・・・別件ですが・・・・・・
今晩か明日の朝までには、今後の見通しを出そうと思っています.
(平成23年3月21日 執筆)

原発 緊急情報(22) どうすれば良いか その1

福島原発の状態が少し見えてきましたので、関東地方から東北の南部に住む人がどうしたらいいのかいうことを整理しました。
今、住んでおられるところで生活をしても良いのか、汚染されたものを食べて良いのか、何時、逃げなければならないのかを、まず数値で示します。

数値だけでは難しくなるので、4回目ぐらいから「やさしく文章で書いた解説編」もつけますが、根拠がハッキリしていないといけないので、数値を先にします。

また、1回で整理できないと思いますので、“その1”では「どのくらいの放射線まで大丈夫か」を、ほうれん草、水、海水からの取り込みのような内部被曝(体内)も入れて整理をしました。
“その2”では地域ごとの被曝量を示す予定ですが、今日の夕方になると思います。
この整理はわたくしが個人で考えたものであり、家庭のお父さんが家族のことを心配して計算したというようにとらえてください。
わたくしとしては誠心誠意やっていますが、人間のやることですから計算間違いなどもあると思いますので、基本的には他の情報も見て、読者の方が自分でご判断ください。

・・・・・・・・・
まず第1に表を示しました。国際基準、国内の法律(放射線障害を防止する法律と規則(本当の名前は長い))、それにテレビの専門家がコメントしたものです。

「どのぐらいの放射線が問題か」というのは、1時間だけあびる人、1日の人、1ヶ月ぐらいは続くと思う人、1年は続くと思う人によって違いますので、2つの欄を作りました。

私はこれまで「1年ぐらいは続く」という前提で数字を出してきました。
最初は空気中、それから食品、土、海水などに放射性物質が散って行きますから、それがおおよそ放射線が少なくなるのは1年ぐらいかかる(そう考えた方が良い)と思ったのです。
でも楽観的な人や外国産の食材だけを使う人、水道を飲まない人などもおられますから、1ヶ月で放射線が無くなるという環境の人は1ヶ月の欄を見てください。
すでに放射線が観測されて1週間以上経ちましたので、1週間の欄は削除しました。
(何かのことで表が入りませんので、表は次の記事に入れます)

この表で最も中心は、日本の原子力基本法に基づいて作られた放射線障害の法律の下にある放射線障害防止規則の数値によっています。
放射線障害防止規則は長い間使われてきた規則で放射線を取り扱う仕事に就いている人の健康を守るためのものです。
今回の福島原発の事故では、自分の意志で仕事をするのではなく、いわば無理やり被曝しているケースですが、放射線に関する仕事をしている人も、無理やり被曝してしまった人も同じ人間ですから、健康を守るという点では同じ数値が基準として使えると考えました。
また、表の1行目の一般人の目安は国際勧告で共通的に言われているものです。
日本もこれに従っていますし、日本にいる外国人もこの基準です。

国際勧告では、かならずしも1ミリシーベルト/年でなくても良いけれど、あまり離れないようにと各国に勧告しています。
さらに、仕事をしていて管理されている人の10分の1にはしなければならないと言っています。

テレビなどでは「1ミリシーベルトは単なる目安だ」と言っていますが、それはこの勧告で「あまり離れないように」ということを受けています。
ただ、10分の1ですから、正確に言うと「男性は1ミリから5ミリの範囲」、「女性(妊婦を含む)は1ミリ」ということです。また妊娠する可能性のない女性(子供を除く)が男性と同じか、少し違うかは議論が終わっていません。
2行目の管理区域の数値は、個人の問題では無く職場とか自治体が関係する人を守るためにやらなければならないことです
つまり、0.6μS/hを越える怖れのあるところは、職場や自治体が管理区域を設定し、その人の「被曝した記録をとること」と、「健康診断をすること」が求められています。

今の福島市などは明らかに管理の義務のある放射線ですから、福島市は(現実にできるかどうかは別にして)、市民にフィルムバッチを配り、健康診断をする地域です(専門家として単に法律を説明しているだけです。私は現在、福島市長ではないから)。

また、この表では妊婦の内部被曝、つまりホウレンソウ等を食べたり、水を飲んだりした時の体内の被爆の限度を示しています。
「限度」ですから、法律的にはこれ以上、被曝させると管理者の罪になる数値です。
女性は妊娠しているかどうか一般的にはすぐわかりませんので、女性作業員は妊娠している可能性のある人を取っています。小さい子供もこれに準じて良いでしょう

また、ここではテレビの専門家がこの程度なら安全だと言っている数値を掲げました。
わたくしはこのような数字には法律的な根拠はなく、個人的な判断だと思いますが、ほとんどのテレビに出る専門家が口をそろえて言っていますので、ここに示しておきました。
ただ、テレビの専門家の話をしっかり聞いたのですが、たとえば「100ミリシーベルトまで大丈夫」と言っておられる方とか「長期間では問題だが、短期間では・・・」などと解説しておられます。

それが1年か、1ヶ月かがハッキリしないので、ここでは1ヶ月に100ミリで計算しました。
1年で100ミリでも他の数値とかけ離れているのは確かです。

また、専門家の人が国際勧告や日本の法律と違うことを発言されている真意は私には分かりません。

・・・・・・・・・
以上のことから、体の外からの場合、国際勧告に従いたいと考える人、仕事の基準でも良いと考える人がいるでしょう。
その場合は、男性は放射線が1年間続くと思っている人は5.7、1ヶ月で終わると思っている人は.68.4まで大丈夫です。

女性は2.3から27.6を限度とすると良いと思います。
食品からなら妊婦で0.5から6.0の間ということが判ります。

これに対してテレビの専門家の方が正確だと考えられる人は、140ぐらいから1700ぐらいまで大丈夫です。

これらの数値と次の“その2”に出す予定の「どのぐらい被曝するか」を比較すると判断ができます。
ちなみに、「規制値」の列の単位はmSがミリシーベルト、yは年、mは月で、たとえば3mは3ヶ月を示しています。
まず、急ぐのは福島県の職場や自治体は、もし0.6μS/hから7.2μS/hを越えるような怖れのある地域なら早期に「管理区域」を設置し、そこにいる人の被曝を測定するためのフィルムバッチを配り、健康診断の準備をした方が良いと思います。
(平成23年3月21日 夜11時執筆を追記して翌朝8時アップ)

緊急情報(22)の表がなかなか入らないので、少し画質を落として見ました。



原発 緊急情報(23) どうすれば良いか その2

どうすればよいか“その1”では、おもに法律に基づいてどの程度の放射線をあびても大丈夫かということを書きました。
日本の法律はかなりの議論をへていますから、わたくしは法律の値はそのまま信用してよいと思います。
また、体内の被曝も計算に入っています。
今回は、実際にどのくらいあびているか、また近い将来、どのぐらい被曝することになるかを計算しました。
二つの表を見比べてもらえば、自分の住んでいるところと、自分が男性か女性か等を考えれば、おおよその検討をつけられるようになっています。
また、かなり二つの表が難しいので、今後、その解説を言葉でしていきたいと思います。

・・・・・・・・・
まず、現在と近い将来にどのぐらいの被曝を受ける可能性があるかという表を示します。
表はじっくり見てください。
「現在」の被曝量は「事実」に基づいていますから、それほど変わりませんが、「最大」と書いてあるところは、わたくしが今後の福島原発の状態のうち、最も悪い状態を想定しています。
従って、この数字はわたくしの判断が入っています。
どのような判断をしたかは、ここでも簡単に書きますが、さらに詳しい根拠は、続いて書いていくつもりです。(クリックすると表が大きく見えると思います。今回も表が入らなければ独立した記事にします。)

被曝は体の外側から受けるものと、食べ物や水等を飲んで体の内側から受けるものがあります。
体の外側から受ける値は、すでにいろいろなところで発表されているように、福島県の最も多いところで300、福島市が10~20ぐらいです。ここでは少し低めの10をとっています。ご自分がお住まいのところのデータをお使いください。

福島、茨城、宮城など福島原発から近いところは、おおよそ3ぐらいの値が報告されています。
同じ福島といっても距離も遠く風上に当たる会津地方などは値が低いので、これもやはり自分のお住みになっているところをお調べください。
東京とその周辺の値は正確に示すのが非常に難しいのです。
もともと地域が広いこと、人の移動が長距離であることなどがあります。
そのためにこれまでもわたくしが示す東京の数値はやや高めで、それも変化していました。

でも、ここ2,3日、計算がしやすくなってきたのは、外部から受ける放射線と食品などから受ける放射線とがでてきました。
原発から遠いところは食品などの比率が上がってきますから、外部からの放射線の影響が相対的には小さくなります。
実は、わたくしが東京だけはこれまでも高めに設定していたのは、やがて食品とか水が汚染されてくるのでそれを考えていました。
また、テレビを見ていますと、例えばヨウ素131の半減期が短いのですぐなくなってしまうというコメントがありますが、原発からの漏れが止まればその通りですが、原発から継続的に放射性物質が出ている時には、いわば次から次とヨウ素が来ますので、半減期はあまり意識しない方がいいのです。

また、主な核分裂生成物の半減期は30年ぐらいのものが多いので、あまり時間が経ったからと言って急激には変化しないのです。
いずれにしても、今のところ、最も高い所で300、最も低いところで0.1ぐらいとおもいます。その間は表を見ておおよその値を推定してください。

・・・・・・・・・
現在の被ばく量の計算は簡単で、外から受ける被ばく量を2分の1にし(室内補正)、食品や自ら受ける被ばく量はそのまま足しています。
外からの被ばく量は、テレビで「家の中に入れば10の1」と解説されていますが、それは一日中家の中にいて換気を一切しない状態のことを言っています。
外からの放射線というのはなかなか難しいのですが、福島原発から飛んできた放射性物質は比較的空気中に浮遊しているということを考えると、窓を開けて一度換気してしまえば部屋の中は外と同じになります。
一日中換気しないということはあまりありませんし、また、はき出し窓を開けてベランダに出て、そこで洗濯物を干したりしますと、その時に部屋の中の空気は入れ替わってしまいます。
空気が入れ替わるばかりではなくて当然空気中に浮いている放射性物質も一緒に入ってくるわけですから家の中と外とがそれ程違うという状態をつくることはできません。

そこで、この計算では家の中の状態は外よりも放射線が2分の1であると考えました。
つまり昼はある程度換気しますが、夜は締め切って寝るということを想定したわけです。
また台所でガスを使うときに、換気しなければ中毒で死んでしまうこともあります。
換気扇をつければそれだけ空気が外に出て行きますが、同じ量の空気が外から入ってきます。
その時に外からの空気がフィルター等を通して入ってくる場合は別ですが、一般の家庭では隙間から入ってくるのでやはり外の空気とほとんど同じようになると思います。

現在は冬ですから石油ストーブをお使いの家庭は、時々換気をしたほうがいいという意味もあってここでは2分の1にしています。

・・・・・・・・・
次に、ホウレンソウなどの食品や水が放射性物質に汚染されているとき、食べた時にどのくらい被曝を受けるかという計算は非常に難しい計算です。
これを詳しく説明しますと、本当に専門家でなければ理解できなくなりますので、ここではほうれん草について専門家が計算した値を使いました。

つまり、20日に発表された汚染されたほうれん草1キログラム当たり240マイクロシーベルトという値を使っています。
また、体の中の被曝は学問的には時間あたりではなく100グラムでということで決まるのですが、これもやはり1日にほうれん草を100グラム食べたら、それを24時間で割って時間当たりの値を出しています。
食品の欄の1という数字は、1キログラム240μSですから、100グラムで24μS、それを24時間でわって1時間あたりに換算しています。

・・・・・・・・・
そうしますと、福島市に住んでいる人は、外部からの放射線が10と大きいので、それを部屋の中にいる時間を考えて2分の1にして、それに食品の1を足して合計で6になっています。
これに対して東京の人は外からの放射線が低いので、0.1を2分の1にして0.05、それに食品からの1を足すと1.05となり、さらに四捨五入して小数点1桁で表示すると1.1になります。
つまり、食品や水が汚染されてくると、だんだん地域の差がなくなってくるということを示しています。

このようにして現在の被ばく量を計算しますと、福島県で放射線が強いところで151、福島市で6、周辺の件で2.5、そして東京等が1.1程度ということがわかります。
この値を“その1”で示した。どのくらい被曝してもいいかというものと比較すると、だいたい現在の状態を把握することでわかります。
私が早く福島市は管理区域にした方が良いと言っているのは、この6という数字があるからです。

・・・・・・・・・
さらに、現在の状態だけわかっても今後のことがわからないと行動をとることができません。
特にお子さんをお持ちの人は春休みの関係があり、今後どうなるかということにご興味があると思います。
詳しい理由はあとで説明しますが、ここでは次のように仮定しています。

1) 福島原発の状態は冷却がうまくいけば放射線は減ってきますが、プルトニウムを含む3号炉やその他のところの燃料が融けると強い放射線が出る可能性があります。
これについては NHK も「大量の放射線が出る可能性があるので、原子炉に水を注ぐ注入している」と説明しています。
また消防の人や自衛隊がかなりの被曝をしながら水をかけている理由は大量の放射線が出る可能性があるからです。
わたくしはそれを「現在の10倍」として説明してきました。
しかし3号炉がプルトニウムの燃料を使っていますので、さらに調査をして25倍にしました。
少し値が大きくなるかもしれません。
ただわたくしはこのブログを書き始めて以来、大きすぎるとか小さすぎるということを考えずにきましたので、ここでもそのようにご理解ください。
2) 食品などから体内に取り込まれる放射線ですが、今はほうれん草などに限定されています。
テレビの解説者は「ほうれん草ばかりを1年中、食べ続けるわけではない」と言っていますが、それはほうれん草だけが汚染されている場合です。
人間は水を飲み、調理に水を使い、いろいろな野菜を食べます。
だから、「人間が食べる限りは1年中」として計算します。

ここでもまた半減期の問題があります。
ヨウ素131の半減期は短いのですが、原発からの放射線物質の半減期は30年ぐらいが多いこと、原発から継続的に放射線物質がでている場合は、追加されますので、ここでもあまり半減期を考えない方が良いと思います。

かくして、この表では外からの量を25倍(屋内の2分の1を入れていますから実質は12.5倍)、食品は毎日たべる食品の10種類が汚染されたとして10倍にしています。
そうすると、もっとも高いところで3760、福島市で135,近県で47.5、そして東京付近で11.3となります。
これは、政府とNHKが言っている「冷却に失敗した場合」ですから、その状態によります。
当然ですが、あと1週間ぐらいで放射線がほとんどでなくなり、食物は海からの影響がなければ、それは「良かった」と思うことにしています。

・・・・・・・・・
前の表と見比べて、どのように考えたら良いかは後で書きますが、簡単に言うと、現在の状態なら「やや注意」、福島原発の漏れが続くようなら「かなり注意」、そして福島原発から大量の放射線が漏れたら、福島市民は逃げるという感じになりました。

東京近郊の人は様子を見ることになるでしょう。
このことはもう少し詳しく考えてみることにします。
(平成23年3月22日 11時 執筆)

(C) 2007 武田邦彦 (中部大学) 引用はご自由にどうぞ
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